骨密度の測定
骨の強さを判定する際の重要な尺度の1つに“骨密度”(一定体積の骨中に含まれるカルシウムやマグネシウム、リンなどミネラル成分の量)があります。
当院では骨密度測定装置(DXA)を導入し、この検査機器による骨密度検査(DXA法)を行っております。骨密度検査は、骨粗しょう症(老化などが原因となって骨の量が減少し、鬆(す)が入ったように骨がスカスカになり、もろくなって骨折リスクが高くなってしまう疾患)の早期発見・診断のためにとても有用です。背骨の圧迫骨折や大腿骨頸部骨折、ひいては将来の寝たきりを予防するためにも、定期的な骨密度検査をお勧めいたします。
DXA(デキサ)法とは
DXA法(dual-energy X-ray absorptiometry:二重エネルギーX線吸収測定法)は、高低2種類のX線を測定部位に照射することにより、その透過度をコンピュータで解析し、骨量を調べる測定法です。この方法では、骨量を単位面積で割った値で算出し、骨密度として表します。測定する骨は、主に腰椎(腰の骨)、大腿骨頸部(太ももの付け根部分の骨)などです。短い時間で済むうえ誤差が小さく、放射線の被爆量も少ないため、安全性に優れるというメリットがあります。
このためDXA法は現在、骨量測定における標準的な検査法として重視され、骨粗しょう症の精密検査や、治療の経過観察、また骨折の危険性予測において非常に有用です。『骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン』(骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン作成委員会)でも、DXA法を用いた計測が推奨されています。
骨密度検査が特に勧められる方
- 高齢者
- 閉経後の女性
- 過度の飲酒者
- 喫煙者
- 糖尿病、関節リウマチ、甲状腺機能亢進症などの疾患をもつ方
- 胃切除後の方
- 痩せている方
- ステロイド薬(副腎皮質ホルモン)の長期使用者
- 骨折をした経験のある方
- 家族に骨粗しょう症の患者さんがいる方 など
医院概要
- 医院名
- おおたクリニック
- 院長
- 大田 勝弘
(日本整形外科学会認定 整形外科専門医) - 住所
- 〒211-0025
川崎市中原区木月 1-28-5
メディカルプラザD元住吉2F - 電話番号
- 044-982-3633
- アクセス
- 東急東横線「元住吉」駅
西口徒歩3分 - 指定
- 労災保険指定医療機関
運動器検診事後措置協力施設
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日祝 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
09:00~12:30 | ● | - | ● | ● | ● | ● | - |
15:00~18:30 | ● | - | ● | ● | ● | - | - |